恵まれた人生

今ふとサラリーマンを辞めようと決意した頃のことを思い出していました。それは今からちょうど10年前の4~5月のあたりだったと思います。

それからあっという間に人生が変化して、今のような仕事をする毎日になったのです。会社員だった頃と比べると随分と経済的に危機的な状況ではあるのですが、ある意味とても満たされてもいます。

不景気のせいなのか、ほとんどセッションの予約が入らなくなってもう一年以上経つのですが、そのために自由にできる時間が沢山あるのです。

予約が立て込んでいたときには、買い物に行く時間もなくて困ったこともありましたが、それと比べると今は散歩でも買い物でも好きなだけできます。

また個人的にやっているボランティア活動にも多くの時間を割くこともできますし、何と言ってもライフワークになってしまっている「奇跡のコース」をゆったりとした気持ちで読むこともできます。

潜在意識では今だに結構な拒絶があるようで、すぐに眠くさせられてしまうのですが、うまくそれを乗り切ってあげることができると、とても気持ちよく読み続けることができます。

そんなときに、ふっと自分の人生の幸福を感じることができます。物質的には豊かとは言えないにしても、なんと恵まれた人生なのだろうと思うのです。

毎日の時間のすべてをほとんど思うがままに過ごすことができるし、自分の生きる目的に沿って日々の時間を費やすこともできる人生で本当によかったという気持ちが湧いてきます。

きっと人は究極的には何もなくてもいいのでしょうね。内面的な満足感さえ感じることができたら、もうそれは最大限の恵みに満ちた人生なのだと思うのです。

人生は自分の思い通りになると思います。そうは思えないという場合でも、必ずそうなっているはずです。

もしもどうしても納得がいかないのであれば、自分は本当に幸せになることを望んでいるのかどうか、そうではない意識がないかどうか、心の中をよく観察してみることです。