成功も失敗もない

生きていれば、うまくいくこともあれば、反対にうまくいかないこともあります。それはどうしても避けては通れないことだと思われています。

簡潔に表現すれば、成功するか失敗するかということになりますね。誰でも成功を増やして、失敗を避けたいと思うものです。

ところで、成功とか失敗というのはどうやって区別するのでしょうか?それは当然のこと、期待値に近ければ成功であり、遠ければ失敗という判断を下すのです。

100点をとりたいという期待値を持っていれば、100点に近い結果であれば成功と言えるし、50点であれば失敗したということになるでしょうね。

ということは、期待値が元々ないのであれば、成功も失敗も消えてしまうということに気づくのです。

未来に対して期待するというたった一つのことによって、私たちは成功したり失敗したりを経験することになるわけです。

起きることがただ起きるのだということに気づくなら、そこにはどんな成功も失敗もないということが分かります。

起き続けることがすべてなのです。そこにはどんな理由も目的もないのです。この感覚がほんの少しでもやってきたら、成功失敗のどちらからも距離ができるようになりますね。