脳が意識を作るのではない

先日ネットである映画を観たのですが、主人公の女性がなんらかの理由によって脳を活性化させていくというストーリーです。

よく言われることですが、人間は自分の脳のごく一部しか使っていないということですが、その主人公は最終的には脳の100%を活性化させてしまうのです。

100%に到達する途中で、あり得ないような超能力を身につけていくのですが、最後100%になったとき、あなたは今どこにいるのかと聞かれて、あらゆる場所にいると答えるのです。

つまりは完全に全体性へと達したということなのですね。ということは、私たちが全体性へと戻る時には、脳を100%使うことができるようにならないといけないということになります。

これは私が何となく感じていたものとは違うのです。というのも、脳の働きというのは物理的なものなので、真実とは次元の違うものだろうと。

人間が潜在的に持っている能力というのは、私たちの想像を遥かに超えているのだろうとは思うのですが、全体性への目覚めはそういうこととは異質の感じがするのです。

私たちの意識というものが、脳が生み出すものという発想があることにより、この映画のようなイメージが作られてしまうのかなと感じます。

私の感覚では、意識は私たち人間とはかけ離れたところにあるのです。意識はこの現象界にはないということ。

脳は、空(意識)の世界からやってくる様々な信号をキャッチする機械のようなものではないかと感じています。

とはいうものの、こうしたことは全てイメージなので、ここで書いたことは真実とは無関係だと思っておいた方がいいですね。