マインドを見つめる

このブログではいつも私たちのマインドについてお話ししています。そしてマインドのことを深く理解することだとも言っています。

このように説明されると、マインドというものが実体としてあたかも存在するかのように感じてしまうかもしれませんが、厳密には違うのです。

昨日のブログで、「マインド=欲望」のようにお伝えしましたが、もっと正確には「マインド=欲望すること」なのです。

つまりはマインドというのは欲望するプロセスのことを指すのです。だからこそ、欲望を原動力として生きている瞬間はマインドがあるように見えるのです。

一方で、欲望から遠ざかっている瞬間には、マインドは消滅してしまっているように感じるわけです。

そこそこ深い暝想状態になれば、欲望することを一旦忘れてしまうので、その瞬間はマインドが消えてしまうわけです。

何かを欲することが悪いということではなく、自己の安心安全を欲するとそれが自己防衛になってしまい、そこから自己犠牲が発生することが問題なのです。

自分のマインド(欲望するプロセス)をいつも見つめていられるようになると、自然にマインドは静かになっていくものだと思いますね。