ゆったりと自然であれ

osho はいつも「ゆったりと自然であれ」ということを強調していました。誰でもその事に異論はないはずですが、ただ現実には難しいということも知っています。

どちらかと言うと、焦ったり、いっぱいいっぱいになって不自然な生き方をしてしまう事が多いのですが、その理由を突き詰めて考えることもないのです。

ゆったり出来ずに、余裕がなくいっぱいいっぱいになってしまう主な理由の一つに、自分は正しくありたい、正しくあろうとする事が挙げられます。

自然であることと正しくあることは、互いに全く路線が違うのです。あなたのハートは自然の中にあるのですが、正しさはマインドにあるからです。

ハートを優先して自然であろうとすれば、マインド(正しさ)が犠牲になってしまうのです。逆にマインド(正しさ)を優先すると、ハートは悲鳴をあげる事になる。

このジレンマから抜け出すためには、正しくありたい理由を明確にする事です。それはもうお分かりのように、単なる自己防衛によるものですね。

正しいと思う立ち位置にいれば、否定されずにすむので安全安心が得られると信じ込んでいるわけです。おまけに正しくない人を糾弾できる。

けれどもその結果、余裕がなくなって自然体ではいられなくなり、ギスギス、イライラした精神状態から抜け出せなくなってしまうのです。

自分の正しさを主張しない事、そして正しさにしがみつことの愚かさに気づく事。正しさがなくならずとも、その手綱を緩めてあげるだけで、心に余裕ができるはずです。

「ゆったりと自然であれ!」この言葉を時々思い出してみて、そこから自分の毎日を見つめることを忘れない事ですね。

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