目覚めたくない

osho が次のように簡潔に表現しています。

『最初で最後のステップは、自分が誰であるかを知ること、目覚めることだ。』

いやあ、やはりこれしかないでしょう!だとしたら私たち人間は、どれほどの遠回りを続けていることでしょうか?

この自己の本性は一体何なのか?それを知ろうとせずに大変な毎日を飽きもせずに生き続けているのです。

この馬鹿馬鹿しい状況はどのように見ればいいのでしょうか?例えば、こういうのはどうでしょう?

美味しいお酒を適度に楽しもうとして飲み始めるのですが、アルコールが進むに連れて泣き上戸になったり怒り上戸になったりするのです。

そしてそれを自分の意思では止めることができなくなってしまう。もう周りが何を言っても言うことを聞かずに、最後には眠ってしまう。

あるいはこんなのはどうでしょうか?これからちょっと興味深い夢を作ってその中に入って楽しんでみようとするのです。

ただ自分はその夢から目を覚ますことなどいつでもできると信じているのですが、いざ夢が始まってしまうとそれが夢だとは気づくことができなくなる。

そうして、いつまでもその夢の中でもがき苦しむことになってしまうのです。夢自体が終わってくれるまで、それが延々と続いてしまうのです。

私たちが置かれている状態とはそんな感じなのではないかと思っています。一言で言うと、真実を忘れてしまうことで目覚めたくなくなってしまうのでしょうね。