30歳のころに初めて転職をして、それまでとは毛色の違う外資系の企業に移ったのですが、そこでは誰もが一国一城の主のように見えました。
みんなが自分が知らないことを知っているし、あちこちで英語のワードが飛び交っていて、和やかな中にもピリピリ感もあったのです。
テンション高めというのか、活力に溢れているというのか、とにかくペースが早くてみんながイキイキしていたのです。
そんな中に一人、少しペースの違う感じがする女性がいて、いつも落ち着いた雰囲気で穏やかでゆっくり話す感じの人でした。
仕事で一緒になることがなかったので詳しくは分からないのですが、いつもこんなハイテンションの中でマイペースを維持できていていいなと思ったものです。
一般的にいって、自分の自然のペースを乱されずに過ごすのは難しいものですね。仕事中などは特にそう感じます。
できるだけ日常的に自分の自然のペースで生きることができるなら、心のペース、心のスピードを落とすこともできるようになるはず。
そうなった時には、思考と思考の間の空隙が見えるようになるはずだとoshoは教えてくれています。
その隙間に意識を向けるようにすることはとても大切なことです。なぜなら、それこそがあなたの本質であるからです。
そうなると、更に好循環が生まれることで、より心のスピードが落ちてきて、思考よりも空隙の方が大きくなってくれるはずです。
そうしてより深い瞑想状態へと入っていくことができるのですね。