マインドは両方を持っている

私は人の内面のことをマインドと表現していますが、皆さんは人の数だけマインドの種類があると思っていませんか?

確かに、さまざまなクライアントさんとのセッションにおいて、全く同じ内容のセッションをしたことは一度もありません。

それは、クライアントさんの持っているDNAと生育環境が全て異なっていたことによるものです。それだけマインドの「見え方」に違いがあるのです。

けれども、それはマインドの仕組みや働きが違うということではありません。あらゆる人間のマインドの仕組みは全く同じなのです。

違いは表面的な部分だけ。不安でたまらない人もいれば、それほど不安を感じないという人もいます。嫉妬深い人もいれば、嫉妬深くない人もいます。

そのような違いは仕組みからやってくるのではないのです。ここまで理解できたら、自分はこうだと決めつけるのは間違いだと気づくはず。

自分は嫉妬などしない、自分は他人と自分を比較しない、自分には怒りなどない等々。その言葉がその人のマインドの一部(一方)しか見てないことを物語っているのです。

マインドは常に両方を持っているのに、ただ自覚できる部分だけを見て隠された部分があることに気付かないだけなのですね。

もしも好きがあれば嫌いも必ず隠し持っているのです。それを知らない人は、好きな人のことを急に嫌いになって驚いてしまうわけです。

どれほど明るい人でも暗い部分を持っているし、怒ったことがないような人でも怒りはあるということです。

マインドをしっかり見つめることができれば、自分のことを安易に一方的に決めつけたりしなくなるはずですね。 

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