世界は人の数だけある

電気自動車の旗頭であるテスラ・モーターズの創始者である天才イーロン・マスクが、この世界は99%の確率で仮想世界だと言ったとか。

それについては何とも分かりませんが、ただし私たちの主観が感じているこの世界は、自分の内側に仮想的に作ったものだというのは、ほぼ間違いないのではないかと。

客観的に見れば、この現実世界の中に個体としての自分の存在も含まれているのですが、それでも私たちの経験の全ては、この現実世界からは切り離れたところで起きているということ。

なぜなら、感覚器官から入ってきた情報を元にする以外、外側の世界を認識する手段はないからです。つまり、世界を情報として取り込むことしかできないのです。

世界は世界としてあるとしても、その存在と私たちが慣れ親しんだこの世界とは別物だということです。そこから見えてくるものがあります。

それは、このブログでも過去何度もお伝えしていることですが、一人ひとりが全く異なる世界を生きているということです。

実在する世界は一つだとしても、各自が生きている世界はそれぞれ異なるものだということです。そこにこそ争いの原因があるのです。

誰もが同じ世界を生きていると信じているのに、実際には異なる世界を生きているからこそ、意見の違いや感じ方の相違が生まれてくるのです。

もしも誰かがあなたの思っていることと違うことを主張してきたとしても、そういうことは当然のこと、あり得ることだと知ることです。

それを容認することが自然にできるようになれば、人生はもっと生きやすくなるはずですね。あなたのワールドと近くにいる人のワールドは別物だと気づいていることですね。

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