究極の真反対

私たちがまるで個体のように見えるとしても、実際には全体性と繋がっているということを、このブログでも何度もお伝えしてきました。

その繋がりが途絶えたことは一度もないのですが、そのことに気づくことが難しい状態にまで人類は来てしまったのです。

どの時代まで遡ればいいのかは定かではありませんが、右脳がメインで活動していた頃は全体との一体感を持って生きていたはずです。

それが、左脳の台頭によってじわじわと個人としての側面が強くなり、とうとう現代の人類は全体とは真反対の究極の個体と化してしまったのです。

右脳側からしたら、何か不思議なことが起きているという感覚があるのかもしれませんが、単に大間違いのイメージをこしらえちゃったなと。

ただし、これも世の常なのですが、究極の真反対までやってきてしまうと、あとはどこかのタイミングで自動的に戻り出すのです。

それが今人類に起きつつあることではないかと感じています。なぜなら、深い特別な修行を積んだわけではないような、ごく普通の私のような人間がそれに気づいているからです。

あちこちで一般人の間で連鎖反応が起きるように、きっと気づいていく人々がたくさん現れるんだろうなと思うのです。

一度究極の個体を経験した人類が次に向かうのは、全体性を知りつつ争いのない理想的な文明を発展させていく時代なのかもしれないですね。