自動思考の罠にハマるな

自分の部屋で独り、心静かにしてソファに腰かけていると、全てがOKだという感覚になれる時があります。

ところがそれが長く続くかと思えばそうでもなく、そういえばあれをやってなかったなとか、明日のスケジュールはどうだったっけ?などが浮かんできます。

それって、今本当に必要なこと?今すぐにでもあれこれ考えて結論を出す必要があることなの?と問い正せば、全然そんなことはないと分かります。

じゃあなぜそれが頭の中に浮かんできたのかと言えば、これこそが自動思考なのです。左脳が勝手に放り投げてくる思考です。

なんとなく如何にもしっかり確認しておいた方がいいよとでも言わんばかりに投入してくるのですが、そんなの本当はどうでもいいことばかりなのです。

自分を静寂の中にいさせることを望まない左脳の策略なのです。瞑想が苦手とか、瞑想がしづらいというのと全く同じこと。

左脳は自分に何であれ考えてもらわないとならないのです。それが死活問題なのです。左脳自体を使ってもらうことで、生き延びられるからです。

実際には、本当はそんなことはなく、左脳が消えてしまうことなどないのです。ただ正常な状態に戻るだけなのですが、それを嫌うのです。

現代の私たちのほとんどは、左脳の支配下に置かれてしまっていると言っても過言ではありません。まずはしっかりとそのことに気づくこと。

そしてそれがどれほど人生をつまらないものにしてしまっているか、左脳と右脳のアンバランスを改善して、人生のフレーバーを変えるためにはどうしたらいいのか。

方法は色々あると思いますが、各々が自分に合ったやり方を模索して、それを実践していくことが絶対的に必要な時代にきていると思いますね。