ただ静寂だけが在る

誰でも知っていることではあるのですが、目は目自体を見ることができませんし、耳は鼓膜の振動そのものを聞くことができないのです。

当たり前と言えば当たり前のことですが、これには非常に大切な真理が明示されています。つまり、主体はそれ自体を直接知ることができないということ。

もしもあなたが、自分の思考を見ることができるなら、あなたは思考ではないということになるわけです。

あるいは、自分の感情を見ていられるなら、あなたは感情ではないということ。痛みを感じていられるなら、あなたは痛みそのものではないのだと。

知ること、分かること、理解すること、認識すること、こういったことの全てはターゲットとの間に距離が必要になるのです。

これが可能となるのは、この二元の世界でだけだということに気づくことができます。逆に言えば、非二元では見ることも聞くことも理解することも、全く不可能になるのです。

それが本当のこの世界の姿なのですが、これは想像を絶するものですね。あとに残るのは、ただ在るという静寂さだけなのですね。

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