非二元に気づいてすぐの頃に、実体というものの正体について書いたことがありました。それは、自分の周りを都合のいいように取り扱えるようにするための方策だったのだと。
現れを現れとしてだけ捉えてしまうと、それは勝手に現れては消えてを繰り返してしまうので、自分にとって都合が悪いのです。
拠り所にすることができないばかりか、余計な不安を煽るようなことにもなってしまうからです。それを払拭するために、現れが消えたとしてもどこかで存続しているはずとするのです。
ママの姿が見えなくなったとしても、ママはどこかにいてくれていてまたすぐに現れてくれるものだと考えるわけです。
そしてそれがこの現実に対して辻褄が合っていたために、実体という概念を作ることで対象は継続するということを深く信じ込ませたのです。
それは当然対象物に対してだけでなく、この自分という存在に対しても同様の作戦を取ることになったのです。
夜寝ている間は消えてしまっても朝起きた時に、昨日までの自分がずっと存続しているのだと。これで人生物語を昨日の続きから始めることができるのです。
全ては現れに過ぎないことを見抜くことができると、実体というものが都合のいい作り物だったことに気づくことになるのですね。
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