親しい仲こそ学びあり

人はスポーツをしたり、趣味に興じたり、勉強したり仕事をしたりと、毎日の生活の中で様々な活動をしながら学んでいくものですね。

しかし、どんな事をしていようと学びの中心となるものは何といっても人間関係なのです。何をしていようと、大抵は人間関係がついて回ります。

自分の周りにいる人は自分の内面を映し出す鏡のようなものだからこそ、自分を深く理解し認めていくためにはどうしても人との関わりがとても重要なものとなるのです。

そしてその中でも特に重要なのが、より親しい間柄における人間関係にあります。親子の関係や兄弟の関係、そして夫婦の関係など家族の人間関係は生涯、重要な学びのネタを提供し続けてくれます。

それは親しい間柄であればあるほど、それだけ心の深い部分が映し出されるために、自分がなるべく見たくないとして抑圧している都合の悪い自分をも見せてもらえるからです。

誰でも心当たりがあるように、親しい関係ではそうでない関係よりも自分の本音や正直な感情が出やすいものですね。

また、幼い頃の家族や親戚との人間関係というのは、その後の人生における、自分が作り出す人間関係の基本的な部分を占めているのです。

人生はそうした人たちとの関係からスタートしたわけですから、当然そこにはとても重大な秘密が隠されていたりするのです。

日頃自分が作る人間関係を注意してよく観察してみると、なんらかのパターンがあることに気付くかもしれません。そのパターンは多くの場合、子供の頃の両親との人間関係によって作られたものであることが多いのです。

このように親しい関係はある意味宝の山です。よりすばらしい人生に変えて行きたいと思うのでしたら、今一番身近なところにいてくれる人との関係を見直してみることです。

そこには、必ず新しい発見があるはずです。そしてそういった発見を繰り返していくことで、多くの気付きを得ることができ、自然と人生が変化していくのです。