無駄な時間

学校を卒業して就職した年に、その職場の標語のようなものを教え込まれたことがありました。それは「ムリ」、「ムダ」、「ムラ」、という三つの「ム」をなくせ!というものでした。

確かに仕事場でムリをすると危険が伴いますし、気分のムラは精神上よくありませんし、ムダは効率を低下させることにつながりますね。

しかし、プライベートな時間においては、無駄な時間というものがあってもいいというふうにみなさん思っているはずです。

仕事や勉強などで疲れた心身を、ゆったりとした時間を過ごす事でリフレッシュすることはいいことですね。それは一概に無駄とは言えないかもしれません。

私は、もう長い事のんびりとした時間を過ごす癖がついてしまっています。特に、夕食時にダラダラと長い時間お酒を飲んでいたり、テレビを見て大笑いしていたり、ネットで気になる情報を読んでいたりします。

そういう余暇の過ごし方を特には無駄な時間だとも思っていませんでした。しかし、心のどこかでは他にやることがあるのにと言う声も聞こえたりしていました。

とはいうものの、そういうことで自分を責めることはほとんどなかったのですが、どういうわけかここに来て急にそういうダラダラとした時間を費やすことに魅力がなくなってきたのです。

何となく無駄だなあという感覚だったり、あまり必要ないかも知れないなあという感覚がやってきています。長い間の習慣となってしまっていただけで、本当は必要ないのかもしれません。

そういった時間を自分が本当にしたいと思っていることに当てることができると、やっぱり気持ちがいいのです。

人はあらためて一大決意などしなくても、時期が来ると自然に変化していくものなのかもしれません。でもまだまだ未練は残していますが…。

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