リラックスの勧め

リラックスすることが心と身体に良いということは間違いないところですが、では一日のうちでどれだけリラックスしている時間を持つことができているかというと、急に怪しくなりませんか?

1時間程度でしょうか、それとも、30分くらい?勿論それは人によって様々ですね。そして、時間だけではなくて、リラックスの度合いというのもとても大切です。

実際、心身の不調の元となる一つの原因は、十分なリラックスを得られていないということとも関係しています。深いリラクゼーションができないと、交感神経がいつまでも活性化していることになるからです。

私たちにとって、緊張するのは比較的たやすいことですが、逆に深いリラクゼーションの状態になることは、結構難しいということを知っています。

全身の力を十分に抜くということだけでも、なかなかうまくできないのです。それはなぜかというと、力を入れる方は自分の意志との連携がうまくとれるのですが、力を抜くのは意志の力だけでは無理だからです。

つまり、頑張る努力をすることはできても、リラックスする努力というものは元々矛盾していることだからです。

頑張らないように頑張るとか、手放すことに執着するなど、これほど滑稽なことはないのですが、実は知らぬまにこうしたことを多々しているのです。

瞑想するときなどに、何も考えないようにと考えてしまったりすることと同じです。意志によって、意志を使わないようにすることが難しいということも同じですね。

話しを元に戻して、リラックスすることがどれほど大事だと分かっていても、リラックスさせようと意識してはリラックスすることができないのです。

その代わりに、深呼吸をしたり身体を横にしたりして、少しずつリラックスしていく練習をすることで、意志の力を使わずに副交感神経を活性化させることができるようになります。

慣れてくると、少しの時間のうちに深いリラクゼーションの状態に入っていくこともできるようになりますので、是非実践してみることをお勧めします。

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