家庭内確信犯に負けるな

先日、あるバラエティー番組で「セコイ男性」は誰かというテストのようなものをやっていたのですが、俳優さん4人がそのテストを受けて、きっとセコクないと思われていた俳優さんが結構セコイという結果で一同大笑い。

単なるお笑い番組なので、信ぴょう性は高くないとは思うのですが、どういうわけか私も一緒にテストをしてみたところ、全問セコイ男性ではないという好結果でした。

自分ではケチなところもあるし、結構セコイのかなという自覚があったので、意外でした。その一方で、確か同じ番組で数年前にKY度のテストがあったのですが、私もテストしたところかなりの高KY度を誇りました。

ある程度、これは確信犯的なところもあって、このように答えたらKY度が高くなるのだろうと予想できた面もあったのは事実ですし、非常に親しい相手に対してのみの高KY度ということのようでした。

ところで、今「確信犯」という言葉を使いましたが、ご存じの方も多いと思いますが、実はこれは間違った使い方なのですね。本来は、全然違う意味合いがあるのです。

それは辞書によれば、『道徳的、宗教的または政治的信念に基づき、本人が悪いことでないと確信してなされる犯罪。』 ということです。

たとえば、テロリストが宗教上の正しさを信じて起こす無差別テロのような犯罪などはその典型例でしょう。一般社会の規範とはかけ離れているとしても、本人の心の中で正しいと信じた結果の犯罪なわけです。

犯罪というと、やや極端な感じがしてしまいますが、社会的には見過ごされてしまうようなごくありふれた日常の中にも、こうした確信犯的なことは起きているのです。

母親が子供の留守中に、良かれと思って子供の部屋を無断で片づけてしまうとか、食欲のない家族の健康を心配して、朝からしっかり食べさせるなど…。

確信犯を起こすご本人は、すべて良かれと思ってやっていることなので、罪の意識はまったくありませんが、やられた側はたまったものではありませんね。

みなさんの周りにも、家庭内確信犯が起きてませんか?もしも、遭遇した場合には、毅然とした態度で対処するようにして下さい。それができないと、いずれは心が病んできてしまうことになるからです。

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