なりふり構わずは素晴らしい!

セッションのときに、私はセラピストとしてクライアントさんのお話しを聴くのですが、極力いわゆる「愚痴」を聞くということはしません。

愚痴を聞いてしまうと、クライアントさんはそのことで一時気持ちが楽になって、表面的に満足してしまうからです。表面的な満足は、かえって本当の癒しを妨害することになるのです。

愚痴を聞いてしまうと、聞いてもらった人の内面にはどんな変化も起きなくなってしまうのです。だからセッションに限らず、愚痴を聞くことはお勧めできません。

その一方で、セッションのときに、クライアントさんがこれまで溜め込んできた本音が感情とともにほとばしり出るということもあります。その場合は、愚痴とは根本的に異なることを知って欲しいと思います。

愚痴を言うのは、強い自己防衛がその背後にあるのですが、本音が感情と共に吐き出されるときというのは、そんなずるい自己防衛の要素はありません。

自分をよく見せようとか、分かってもらって安心しようという気持ちも少ないはずだからです。相手にどう思われるかという防衛をしていては、本音と感情は抑圧されてしまうものです。

言ってみれば、なりふり構わずという面がそこにはあるということです。自分に正直に向き合うことができると、このなりふり構わずがいずれは顔を表すことになるはずです。

それは本当に素晴らしい瞬間になるはずです。あなたにもきっといつか…。

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