罪悪感は怖くない

誰にとっても、最もやっかいで避けて通りたい感情の一つに罪悪感があります。罪悪感によって、自分の存在を粉々にしてしまいたい衝動に駆られるかもしれません。

どうにもこうにも堪えることのできない罪悪感、生きていくことにストップをかけられてしまったように感じるくらいにどでかい罪悪感、でも罪は決して消えることがない。

そのように感じていれば、絶望的になってしまうのも無理はありません。けれども、罪悪感と言えども、それ以外のネガティブな感情と同様に、ただの感情なのです。

感情とは、思考によって創り出されるものであるため、その思考に変化が起きれば、その結果である感情にも違いが出て来るのです。

極端に言えば、どんな思考も停止してしまうなら、罪悪感であろうとどんな感情であろうと、発生することはないのです。だから、罪悪感は絶対に拭い去ることができないというものではないのです。

起きた事実は変わらないと思われるかもしれませんが、何が起きたかを定義するのが思考なのです。その思考が変われば、事実も変わるのです。

つまり、事実は決して真実ではないのですから、事実が絶対不変なものではありません。救われる唯一の道は、罪の償いではなく、事実を創作している思考から離れることです。

このことに気づくなら、人生を深刻にとらえる生き方は影を潜めてしまうはずです。

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