「私」は決して満足できない

ただあなたがいる
あなたはあなたの意識の中に住まう
それはあなたの唯一の世界だ
ほかには何も存在しない
これが心も無心も超えた境地だ
これが<理解>の至上無比の境界だ
これ以上のものは何もない
そして、私はあなた方に語りたい
これに到着するまでは決して満足しないこと

by osho

↑こんなこと言われなくても、満足なんて決してできないのは自覚しているはずですね。もしも今十分に満足していると感じている人がいるなら、それがいつまで続くかを見ていればいいのです。

満足などとは程遠い、私自身はずっとそう感じながら生きてきた自覚がはっきりあるのです。そもそも満足なんてものがあるのだろうかって気がしていました。

今でははっきりと分かるのです。「私」というエゴは、不満足なしではやっていけないものだということが。満たされないということが、生きることの原動力になっているのです。

その不満足とは、不足感、不自由感、それが不安と孤独を必ず伴うのですから、自分をごまかさずにいれば、誰でもこうしたものをずっと持って生きていることに気づくはず。

はっきりさせましょう!あなたがあなたのままでいる限り、何をどれだけ手に入れることができたとしても、決して本当の満足などやってくることはあり得ません。

満足してしまったら、あなたは逆にあなたのままではいられなくなってしまうというジレンマを抱えているからです。それなのに、私たちは満足したくて毎日何かを求めて彷徨っているのです。

真の満足は、あなたがいなくなったときに、あなたは意識であることに気づくときに、それは初めからそこにあったことにも気づくのです。

夢のない話ですね…。けれども残念ながら本当のことです。