マインドを改善するのではなく、見守ること

強欲を見守りなさい
怒りを見守りなさい
性欲を見守りなさい
所有欲を
嫉妬を–
ひとつだけ覚えておかれねばならないこと
同化されてしまわない
ただ見守るだけでいい

by osho

マインドというのは、常に何か問題があると思えばそれに対処しようとしてしまうのです。

自分の中にある強欲さを見つけてしまうと、それはいけないとして何とかその強欲さを捨て去ろうとするのです。

怒りを感じた途端に、あるいはそれを感じる一瞬前に、怒りは悪者だと判断してそれを押さえつけようとするのです。

性欲が襲ってきたら、どうにかして我慢しようとするのです。嫉妬に苦しむときには、嫉妬をしない穏やかな人格になれたらと思うのです。

けれども、こうしたものはすべてマインドのシステムの中に組み込まれているものであって、それらを失ったマインドというものはないのです。

そのことを深く理解した上で、覚えておくべきことはただマインドを見守るということ。

見守り続けることができたなら、必ずマインドとの間に距離ができてくるのです。そうなったら、マインドとの同化ははずれてくるのです。

自分のマインドがどうであれ、それは所詮ただのマインドなのです。マインドをどれほど磨いてもマインドの同化がはずれるどころか、それはマインドとの同化を深めるだけ。

マインドを改善しようとせずに、ただ見守ることですね。

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