自分自身でいること

あなたが「私は他の誰でもない、自分でいよう。どんな犠牲を払おうと、私は自分自身でいるのだ」と決めたまさにその瞬間に、あなたは大いなる変化を目にするだろう。あなたは活力を感じる。エネルギーがあなたの中を流れ、脈打つのを感じるだろう。

by osho

もしもあなたが死に行くときに、人生を十二分に生きて来なかったと感じたとしたら、それは当然次の人生に期待をするはずですね。

そしてその期待する思考エネルギーが実際に次の人生へと向かっていくのですが、それが輪廻というものです。

逆に言えば、十全に生きたと感じたなら、そのときにはもうどんな期待をすることもなくなってしまうので、次の人生へと向かわなくなるのです。

では、どうしたら充分に生きたと思うことができるのかと言うと、それは他の誰かになろうとせずにいられればいいということです。

あるがままの自分、自分自身のままでいることができるなら、そのときには充分に自分を使ったという満足感がやってくるのです。

不完全な自分を完全なものへと近づかそうとしたり、より良い自分になるために改善しようとしてみたり、理想の自分を描いてそれを目標としてみたり。

そういうことのすべてが、あなたのオリジナルを縛り付けて無き者にしてしまったりするのです。その不満が未来への期待を生み続けるのです。

今この瞬間の自分以外はないということに深く気づくことができれば、向かって行くべきどんな目標もないと分かれば、マインドは戦いをやめていくのです。

明日はないと気づくとき、恐怖から逃げるために無意識的になるか、あるいはそこから逃げずにいて意識的になるかのどちらかなのでしょうね。