<無>という真の目的地

本来の目的地は、あなたが母親の子宮のなかで持っていた純真さだ。あるいはさらに深く進むと・・あなたがそこからやって来た<無>、それが本来の目的地だ。自然に生きることはそれを知るという意味だ。さもなければ、あなたはかならず、ある人為的な目的地を創りだすことになる。

by osho

私たちが人生の中で創り出す目的地、それを人為的な目的地と↑上で言っているのです。社会によって、社会に順応するように目的地が考案されるのです。

それは社会を作り出した自我によって編み出された目的地です。それがいいとか悪いということではありません。

そうした目的地というのは、思考によって作り出された物語には欠くことができないものなのです。つまり物語の目的地だと見抜くこと。

私たちの本質はその物語の中にいるのではないし、したがって物語の目的地へも向かっているわけではないということ。

自我にとって最も難しいのは、自然に生きることです。なぜなら、自然体、純粋無垢であるなら、それこそ自我は成立しなくなってしまうからです。

逆に言えば、自我が消えた時こそ真に自然に生きることになるのです。そのときに初めて、私たちは<無>という真の目的地へと戻ることになるのですね。

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