自我から離れれば、くつろぎはやってくる

くつろぎとは何だろうか?それはあなたのエネルギーが未来へも過去へもどこへも動かないひとつの<境地>のことだ。

エネルギーはただあなたとともにある。自分自身のエネルギーの静寂の淵の中に、その暖かみの中に、あなたは包まれる。

その瞬間こそすべて。ほかにはどんな瞬間もない。時が止まる。

by osho

時が止まる…、本当に時が止まる時にはそんな概念すら消えてしまっているものです。だからそれをイメージすることはできません。

不安や孤独から逃れるために、闘い続けるのが人生なのですが、それは自我として生きているならある程度は仕方のないこと。

けれども、そんな闘いの日々の中でも、時には「くつろいでいる」時間がどうしても必要なのです。

くつろげば、休戦状態の中でゆったりとした気持ちになるし、束の間自我から離れていられるかもしれません。

ところが、隠していた不安や孤独が必ずやってきてあなたを脅すのです。くつろいだって、何も変わらない。そんなことでは救われないと。

だからくつろぎの境地を目指すだけではどうにもならないのです。自分の本質が自我と同化していることを見抜くこと。

それができれば、くつろぐことはたやすいことになるのですね。