役割を重くみないこと

この世界は、とかく役割でできているのです。人間だけに限らず犬でも番犬と言われるし、猫ならネズミを取る役目が昔はありました。

ただし、動物は自分に与えられた役割を自覚してはいません。そこは私たち人間とは根本的に違うところですね。

私たちは、幼い子供の頃であろうと何かしらの役割を担ってきました。それは家族から与えられることもあるし、自ら役割を作ってしまうこともあるのです。

親を喜ばせる役割、親に世話をさせてあげる役目、家族の不仲の間を取り持って一家離散にならないようにする役割。

それ以外にもありとあらゆる役割を担って生きてきたのです。そして社会に出れば、それがもっと明確になってくるのです。

役割が悪いということではないのですが、あまりにもそれを重く受け止めてしまうと、人生が不快なものになってしまいます。

家や墓があってもそれに執着せずにいて、気持ち的には家なしで生きること。社会の中にいて、社会に染まらずに生きるのです。

群衆とともに行動をする一方で、決して群衆に巻き込まれない生き方をするのです。どんな役割もあなたを自由にはしてくれないからです。

役割を放棄するのではなく、あたかもひとりであるかのように生きること。このバランスはとても難しいかもしれませんが…。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です