決め事は単なるルール

昨日のブログでは、あらゆる常識、深い思い込み、洗脳を傍に置いて、赤子のような新鮮な眼差しで物事を見るといいという話しをしました。

今日はその補足のような内容になるのですが、小学校で直角というのを習いますが、あれはどういうわけか90度と教えられるのです。

90という数字はちょっと中途半端な感じがしたでしょうか?それとも何も考えずにああそうですかと受け入れてしまったでしょうか?

疑い深い私のような少年は、なぜだろうと思うわけです。一体全体どんな理由で直角は90度ということになっているのだろうと。

すると、一周が360度だからこそ、その1/4 の直角は90度だと理解できます。となると、今度はなぜ一周が360度なのかが疑問として残ります。

ここからは聞いた話しですが、地球の公転一周が365日だと知っていた5000年前の人類は、そこから近い数字である360を採用したのだとか。

でも単にそれだけだと理由としては弱いのですが、実際にはこの360という数字にはとても便利な数学的な力があるのです。

24個もの約数を持っていること、7を除く10までのすべての自然数が約数になっていること、このような数学的な利点が沢山あるのです。

このほかにも、様々なそれなりの理由があり、要するに人類の叡智を結集した末に、一周は360度が1番いいと決められたのです。

理由はともかく、ここで強調したいことは一周は360度というのは単なる決め事であって、真理ではないということです。

決め事とはルールであり、真理とは何の関係もありません。他人から教えられたことを一旦傍に置いて、この世界を眺めることですね。