真ん中は空けておく

私たちのマインドというのは、非常に多くの思考が凝縮されていて、それらがたくさんの人格の小片のようなものを作り上げています。

天使のように純粋な奴もいれば、反対に悪魔のような奴もいるのです。善人がいれば、悪人もいる。男性がいれば女性もいるのです。

大人もいれば、幼い子供もいる、といった具合に一人のマインドの中にはありとあらゆる人格の小片がギュウギュウ詰めになっているのです。

誰のマインドも基本的にはそのような状態で活動しているわけです。そのごった煮のようなマインドを綺麗にしようなどと考えないこと。

マインドとはそういうものだからです。自己否定をやめようとか、人種差別をやめようとか、嫉妬をやめよう等々。

そういった改善マンも、マインドの中にいる沢山の人格の一つに過ぎません。最も賢いやり方は、それらには一切手を触れないこと。

そしてどの小片にもマインドを乗っ取られないように注意深くあることです。そのためには、マインドの中心を空っぽにしておくのです。

そうして空っぽの中心から、周辺に散らばっている人格の小片を見守ることです。見守ることだけに徹することです。

それが可能になれば、マインドの中にどんな奴がいようと何の問題もないことに気づくはずですね。