極端な考えは子供のもの

幼い頃というのは、誰でも白か黒か、百かゼロか、敵か味方か、善か悪かといった極端な見方をしているものです。

これにはちゃんとした理由があるのです。弱者であればあるほど、自分の身を守らねばと思う気持ちが強くなりますね。

だからこそ、あの人はいい人であの人は悪い人とはっきりと区別することで、安全を確保しようとするのです。

いい人か悪い人かどちらか分からなければ、それだけ危険だからです。私のマインドの中には、敵か味方かで他人を見る幼い奴がいます。

何かの拍子に彼が暴れ出すと、周りにいる人はみんな敵だと訴えてきます。地球上の全員亡き者にしてしまえ!と勇ましいのです。

きっと自分が惨めで情けなくて可哀想な奴だと思っているからこそ、敵だらけに見えてしまうのですね。

大人になって余裕ができてくると、善悪は混ざっているものだという理解をすることができるし、敵でも味方でもない人が沢山いると分かるのです。

ただ大人になっても、余裕がなくていっぱいいっぱいで生きている場合には、子供のような極端な考え方をしてしまう場合もあるのです。

もしも極端な考え方が出てきてしまったら、それはインナーチャイルドが暴れていると理解するといいと思いますね。