悔し涙の正体

昨日のブログでは、怒りという感情を味わう方法について述べてみたのですが、この怒りを別の言葉でも表現できますね。

例えば、イライラする、ムカつく、悔しい、腹が立つ等々。怒っているはずなのに、悔し泣きなんて言葉もあります。

つまりは、悔しくて仕方がない時に、どういうわけか涙が出てきてしまうという場合があるということです。

なぜ怒りが涙を伴うことがあるのか?一般的には悲しいという感情があれば自然と涙が出てくるのは周知の事実です。

実は怒りの下側には必ずといっていいほど悲しみが隠されているのです。その悲しみは惨めであるという思考から作られるのです。

全体のカラクリを説明すると、まず初めに惨めだという思いがやってきて、そこから悲しみという感情が作られます。

けれども、惨めさも悲しみもどちらも見たくないので、怒りという感情で蓋をするのです。だから、怒り→惨め→悲しみの順番で層を成しているのです。

ということで、怒りをしっかり味わうことができると、その下に隠されていた惨めさが露わになって、同時に悲しみも感じることになるのです。

それが悔し涙の正体だったのですね。