体験することが目的

クライアントさんの中には、自分の人生の目的を知りたいという人が時々いらっしゃいます。確かにそれが明確になったなら、ワンランク人生がシンプルになる気がします。

究極的には、人生にはどんな目的もないということを承知の上で、自我のレベルに戻って人生に目的があるとしたら…、で考えるのは悪いことではないですね。

私の自我は、色々体験するために生まれてきたのだろうと考えているようなのです。つまり、体験を積むことが人生の目的だと。

そう考えてみると、うまいこと行くなあと思えるところも確かにあるのです。というのも、体験には自分にとって都合のいい体験も都合の悪い体験もあります。

けれども、体験することこそが目的だとなったら、いいも悪いも無くなってしまうのです。どれほど都合の悪い体験だったとしても、それを体験できたことを感謝する気持ちになれるのですから。

体験をしたい、せっかく生まれてきた大チャンスなのだから、貪欲にあらゆる体験をしてから死にたいというわけです。

そうなると、どんな体験がやってきたとしても、とにかく感謝がやってきてくれて、とてもいい気分になれるのです。

借金まみれになる体験、裏切られて生きていられないと感じる体験、誰よりも惨めだという体験、復讐心で潰れそうになる体験。

何であれ体験ができれば生まれてきた甲斐があったと思えると、少し気持ちが楽になれますね。これ、気に入ったら是非使ってみてください。