世界は内側にあった!

私たちは、自分が暮らしているこの世界をその姿そのものに見ていると信じています。つまり、自分が見ている通りの世界が自分の外側に存在していると思っているのです。

けれども、実情は全くそんなことはありません。例えば、この世界は美しい彩りで溢れていますが、この世界には色というものは存在しないのです。

あるいは、音も存在しません。そんなはずはない、地震がきた時のゴーッという唸るような音、雷の轟音、暴風雨の時のあの凄まじい音があるじゃないかと。

そう思うかもしれませんが、あの音は空気の振動が私たちの鼓膜を振動させて、それを電気信号として脳が受け取ったものでしかないのです。

外側の世界にああいった音は存在しないのです。もっと言えば、この世界を見る時に、私たちは空間とその中に存在するモノという単位で見ているのです。

つまりは、全てが分離して存在しているというように勝手に判断した結果を見ているにすぎないのです。

この世界そのものには、どんな分離もありません。ちょうど、人工衛星から地球を見たときに、世界地図とは違って国境というものが存在しないと気づくのと同じです。

だから気づかなければならないことは、自分が見ている外側の世界とは自分が作り出した姿としての世界を見ているということです。

あなたの認識がなければ、世界がどんな様相を呈しているかは分からないのです。もっと表現を変えていえば、私たちは自分の内側に構築した世界を見ているということ。

だからもうそろそろ、外側を見ていると思っていた大勘違いに気づいて、内側に意識を向けることでしか、真実には出会えないと気づくことですね。

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