良いこと悪いこと

深夜に老人ホームから電話があり、ああまた母親が転倒したのかなと思っていたら、どうも様子が違って救急搬送されるとか。

急いで着替えて、駆けつけてみると、もう救急車は来ていて、救急隊員の方々がテキパキと母親に対して処置をしているところでした。

母親の様子がいつもとは違っていて、これはちょっと大変かもと。救急車に乗せるところまではスムーズだったのですが、そこから遅々として進まない。

いつまでも救急車が発車しないのです。どうも、受け入れてくれる病院を探しているらしく、小一時間経ってようやく最後の頼みの綱である大型病院へと出発。

救急車の後を追っていくにも、相手は赤信号無視なので、とても追いつけないのです。結局自力でその病院まで何とかたどり着けたのですが、そこからまた大変。

その病院には入院させられないとかで、処置をしてもらいながらも延々と入院させてくれる病院を探すこと数時間。もう外が明るくなってきた。

母親の様子が少し落ち着いてきたので、ホッとひと息しながらも、固い椅子では仮眠もできずに、ほぼ完徹状態。

それにしても、急患の対応をしてくれている若いスタッフの皆さんが、本当にご苦労様だなと思ったのです。

ようやく一つ病院が見つかったようで、再び救急車でその病院まで搬送してもらったのですが、私は道が分からず当てずっぽうで何とか到着。

初めての病院ですが、医者も看護師の方々もみんなが親切で適切な対応をしてくれる印象でしたね。

今回の経験としては、医療従事者の方々の素晴らしさに比べて、病院の受け入れ状態の悪さが際立ってしまいました。

しばらく予断を許さない状況が続くと思われるのですが、いいことも悪いことも全て自分の勝手な判断だなと改めて練習させられたのですね。