気づき=距離

私たちが何かを行動する時には、それを無意識的に行っている場合もあれば、そのことに気づいている場合もありますね。

そして、無意識的である時にはその中に埋没してしまっているので、決して気づくことはできないのです。

一方で、気づきを持って行動している時には、そのこととの間に明確な距離があるのです。つまり、気づきというのは距離であると言ってもいいのです。

何かに気づいている場合、そのターゲットからは距離があるため、決して一体とはならないでいられるということです。

その距離というものの正体は何かというと、見守るための距離のことなのです。何かを見るためには、必ずそのターゲットとの間に距離が必要だからです。

だから、見守ること、あるいは気づいているためには、確実に距離が必要になるわけです。だから埋没しないでいられるというわけです。

そしてただ見守るというのは、思考にまみれた自我ではなく、意識の範疇になるのですね。結局、気づいていることさえできれば、あなたは意識として在ることになるのです。

自我から距離を置くためには、兎にも角にも気づいていること、これしかありません。それを意識的であるという言い方で、このブログでも繰り返しお伝えしてきました。

言葉を変えれば、ただ気づいていること。どんな労力もエネルギーも使う必要がないはずなのに、自我として生きている私たちには難しく感じてしまいますね。

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