自動思考はしぶとい

この数ヶ月というもの、穏やかで気持ちのいい音楽を集めて、それを聴きながら瞑想することが習慣になっていました。

朝出かける前に、そうやって瞑想をしているとなんとも恵まれた境遇だなと感じたりして、これはもうやめられないなと。

ところが今朝は、引越し後初の週末ということもあったりして、あまり瞑想の時間が取れないので久しぶりに音楽なしで行ってみたのです。

すると、音楽がなくても十分に集中できるし、もしかしたら昔に戻って、音楽なしの方が深い瞑想に入れるのかなと思ったりもしたのです。

けれども、ちょっと衝撃的なことに気づいてしまいました。それは、音楽アリの時には気づけなかった小さくて微細な自動思考がずっと蠢いているのです。

要するに、音楽の気持ちよさに紛れてしまって、気づくことができなかっただけで、その自動思考はずっと私のマインドの中で暗躍していたのです。

瞑想中に自動思考って、これもうダメダメじゃないですか。言葉にならない程度のものなのですが、それがなんとも気持ち悪いのです。

わあ参ったなあと思ったのですが、もしかするとこの自動思考はずっと以前からあったものだろうし、かえって瞑想を続けてきたからこそその存在に気づけるようになったのかもと。

そうやって、いいように解釈してみたものの、大切な瞑想を邪魔されていたことにも気づかずに、ああいい気持ちとかやっていたと思うと、悔しい感じがします。

ピカピカのお気に入りのクルマを購入して悦に入っていたのに、詳細に見てみたらボディに細かい傷が沢山あるのを見つけてしまった、みたいな。

瞑想の時でさえ自動思考が止まらないのであれば、もうそれを止めようとする努力をやめて、ただ見守るという姿勢のまま瞑想をするようにしようかなと考えています。