やり過ぎると報復に合う

左手の薬指の第二関節を曲げたり伸ばしたりすると、なんだか引っかかるようになって、おまけに薬指の付け根のあたりが痛むようになったので、仕方なく重い腰をあげて整形外科に行ってきました。

私から症状の説明を聞いた医者はすぐに、「ああこれバネ指ですね」。この言葉でもうすべての説明を終えたという雰囲気でした。

そのバネ指なるものを説明したパンフレットのようなものを渡されて、唖然としている私に向かって、「注射が一番効くけど、すごく痛いですよ」と脅してくる。

結局塗り薬を処方してもらって帰ってきたのですが、よくよく調べてみると薬指の腱鞘炎でした。指を曲げるときに機能する腱と、それを守る腱鞘とが擦れて、動きが悪くなったのです。

そのために指を伸ばそうとすると、バネのようにパコーンとなったわけです。腱鞘が炎症を起こしていたわけですが、要するに使いすぎということ。

ただ身体を使う仕事ではないので初めのうちは検討もつかなかったのですが、これはきっとマッサージのやり過ぎだと分かったのです。

昨年の2月くらいから母親の手のマッサージを始めた記憶があり、それがたたって炎症を起こしかけていたときに、苦手な雪かきを何度もやったおかげで急激に悪化したのでしょうね。

それは物理的な説明ですが、私の場合はきっと「もうやりたくない」という影の本音を無視しながら続けてしまったことが、敗因なのではないかと。

言葉の響きは悪いですが、そこそこ適当にやればよかったのに、やれる時は必ず時間を決めてやっていたので、それで嫌気がさしたのだと思うのです。

何事も過ぎたるは及ばざるが如し、ですね。しばらくは養生して、また回復したら今度はチョロチョロやるようにしようと思ったのでした。

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