どんなイマジネーションもいらない

子供は想像力が豊かで、大人では全く予想もできないようなことを考え出したりして、存在しない何かと会話したり一緒に遊んだりするようですね。

勿論それは、子供には大人が持ってしまったような常識だとか、制限といったものがないからなのです。

既成概念に捉われないという意味では素晴らしいことかもしれません。ただし、何かに夢中になっている子供は、想像力など使わないものです。

ただ遊んでいることに熱中するのです。これは私の意見に過ぎませんが、想像力を逞しく使う子供というのは、どこか悲しかったり物足りなさを持っているのです。

そうやって孤独を紛らわして見たり、辛さを忘れようとする、いわゆる現実逃避の面があるのではないかと思うのです。

大人になっても、心が満たされていない分、イマジネーションを駆使して現実から解放されようとする傾向があるのですから。

イマジネーションとは単なる思考に過ぎません。思考によって過去や未来へと意識を向けてしまうのですから、それはエゴの範疇なのですね。

それは真実から離れていく方向でしかないということを忘れないことです。そのことに気づいているのでしたら、好きなだけイマジネーションの中で遊ぶのも悪くはありません。

どんなイマジネーションもやってこなくなったときに、ただ今この瞬間だけが真実だとはっきり理解することができるのですね。

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