ただ在るもの

もし生命の川と一緒に流れることができたなら

あなたは突然

自分の死体がその川を流れ下ってゆくのを目にするだろう

一切の過去が去り

自分が学んだ一切が去り

これまで所有していた一切が去り

そこには純粋な、シンプルな実存だけがある

そして

それこそがブッダなのだ

by osho

父親が他界したときに、焼き場で最後に顔を見てこれは自分が知っている父親ではないと思いました。

つまり、これはただの父親の身体であって、私の中にイメージが残っている父親ではまったくなかったのです。

さらに言えば、その父親のイメージも私のマインドが消えていく時に、一緒に消えていくものなのだと。

この現象界で生きていたものは、例外なくことごとく消えていくということであり、後には何も残らない。

ところがその何もなさこそが本当の私たちの実存なのですね。今この瞬間でも、それをなんとなく感じることができます。

言葉では全く表現することができませんが、厳然とただ在るのです。そして本当はそれしかないのですね。

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