自分は空っぽであることの証明

あなたが内側に入ってゆくと、ただちに頭が無数の思考を分泌する。とたんに膨大なエネルギーがどっと思考に流れこむ。あなたが内奥の<無>を見ることができないように雲を創りだす。あなたは見たくない。見入ることは自殺することだ–エゴとして、自己として自殺することだ。

by osho

もしもあなたが瞑想の類はすべて苦手だと感じているなら、この↑上の言葉にその理由がすべて書いてあります。

あなたの自我(エゴ)は、あなたの内側を見てもらっては困るのです。そこには、「見るな!危険」という張り紙が書いてあるのです。

万が一、そこを覗いてしまったならば、<無>という何もなさを見てしまうことになるからです。

例えば、あなたは自分のことを普通の血の通った人間だと信じています。ところが、重大な怪我をしてお腹の中を見てしまった時に、そこに内臓の代わりに電子回路のようなものがあったとしたら、驚くでしょう。

え、自分は人間だと信じて疑ったことなどないのに、もしかしたらサイボーグ?あるいはAI によるただのロボットだったのかもしれないと…。

内奥の<無>を発見してしまったら、もっとひどいことになるはずです。だって、空っぽだったと気づいてしまうわけですから。

自分がいないということをどうやっても受け容れられずに苦しむのか、あるいは苦しむ自分がいないので…、その先は分からないのです。

ということは、瞑想しようとして思考の大群にあからさまに邪魔されるなら、やっぱり自分は空っぽだったということを疑った方が良さそうですね。

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