存在を意識する

人と人は存在と存在として見ることができれば、必ず対等であろうとするものです。存在を上下に見たり、ランクづけすることは不可能だからです。

けれども、幼い頃から対等ではない関係として親に育てられてしまうと、関係性は常に上下のあるものとなってしまうのです。

たとえば、親が子供を支配する関係であれば、親が支配者で子供は奴隷となってしまうわけです。

その子は、大人になっても下から目線でしか他人を見ることができなくなってしまうのです。

またその逆に、親が奴隷となり、子供が王様あるいは女王様となって育てられてしまうケースもあります。

その場合、子供は常にイライラしていて自分でも何を怒っているのか気付くことができません。

自分の願いはなんでも叶う筈だとの勘違いをするのですが、その反面奴隷となった親は言いなりになるだけで、決して受け止めてはくれないのです。

それが怒りの正体ですね。このような子は、社会に出てから、自分で何とか行動修正しようと頑張るのですが、相当な困難を経験するでしょう。

いずれにしても、対等な関係を作るのが難しいと感じるなら、存在を意識する訓練をすることが役に立つはずです。

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