どちらのチャレンジャー?

クライアントさんのなかには、チャレンジャーだなと感じるような人が結構います。戦っている人もその中には含まれます。

けれども、戦っている人はとりあえず脇に置いて、単にチャレンジャーだなと思える人に着目してみると、大切なことに気づかされます。

チャレンジャーを大きく二つに分類すると、一つは純粋にチャレンジしていることを楽しんでいる人。

そのエネルギー源は好奇心、あるいは純粋な興味といったものですね。面白そうだから挑戦してみるという人です。

億劫がらずに、怖がることもなく潔くただやってみたくて仕方ないのでついやってみるという人。

そしてもう一つの方は、チャレンジした結果、それができるようになる自分に至ることを目的とするタイプ。

つまりチャレンジそのものが目的なのではなく、◯◯な自分になることが目的なのです。ちょっと見、一つ目の人たちと見分けがつかないかもしれません。

けれども両者のエネルギー源はまるで正反対なのです。なぜなら、二つ目の方のエネルギー源は防衛、つまり不安や恐れだからです。

好奇心や興味で始めたものが、気がついたら防衛に取って代わられるということも多々あるかもしれません。

自分の人生を顧みて、確かにチャレンジャーだと思えるのなら、どちらのチャレンジャーなのかを見極めることです。

なぜなら、後者の場合は満たされることがなく、いずれは疲弊していくことになるからですね。