常識と義理から遠い生活

毎日通っているスポーツクラブがあるのですが、そこで毎朝顔を合わすおじ様たちのうちの一人に、ワインをもらったのです。

たまたまサウナの中でワインの話しが出て、一しきり盛り上がったときに「美味しいので箱で購入しているワインがあるけど、いる?」って言われて。

正直なもんだから、飲んでみたいと言ったら本当に持ってきてくれたのです。陽気な方で、「うちはお金持ちなのでお返しはいらないよ」と半分真面目に言われたのです。

そこではたと気付いたのですが、口には出さないでいましたが元々お返しをするという発想が自分にはなかったのです。

ああそうかあ、こういうときには世間的には何かお返しをするものかあと気付いたのです。

私はずっと以前から、何かの貰い物をしてもお礼を言うだけで、それ以外のお返し的なことをしたことがないのです。

お返しのことを考えるくらいだったら、誰にも何も貰いたくないというのが本音なのです。相当に非社会的ですね。

子供の頃の方がよっぽど社会性があったように思います。そこそこ良い子をやっていた記憶があるので。

それを意識的にやめて行った記憶も残っています。常識とか義理とかそんなものに縛られたくないという気持ちが強かったのかもしれません。

今でも常識と義理は私の中心にはないですが、それでもこうして特に不自由なく暮らしていて、問題ないですね。