二元性の法則

私自身の体験としてすべてを実証したわけではないので、確証は持てていないのですが、どうもこの二元性の世界にはそれ特有の法則があるようです。

例えば、コインを何度も投げて表と裏の出る回数を比べてみると、投げる回数が多ければ多いほど、両者は同じ数になっていくのです。

このことは誰でも何となく知っていることですね。そうした法則が、その他の多くのことにも当てはまるということです。

何かを求めると、なにかを失うことになるのです。その求める気持ちが強ければ強いほど、失ったときのダメージも大きなものになるのです。

快楽を求めれば、不快が必ずやってくるのです。快楽を強く求めればそれだけ、強い不快がやってくるという寸法なのです。

勿論両者が交互にやってくるというわけではありません。コインを投げたときだって、連続して表が出ることだってあるし、その反対もあるのです。

求めれば失うの反対もあります。それは与えれば入ってくるという法則。与えるとその分失うと思いがちですが、実は与えると入ってきて増えるのです。

自我にとってはこの法則がどうも分かりにくいようです。もしもあなたがなにも求めなければ、失うことはなくなるのでしょうね。