罪悪感なんて怖くない

繊細で敏感タイプで生まれてくると、その多くの人たちに共通する特徴があるのですが、その一つは罪悪感です。

子供の頃からずっと、折に触れて罪悪感を感じてきたはずなのです。もちろんなぜ罪悪感を感じてきたのかについては、その子の生育環境によるところが大きいのです。

たとえば、親がコントローラーの場合には、子供を自由にコントロールするために親が罪悪感を利用するのです。

子供は、罪悪感を感じるように仕向けられてしまうので、罪悪感とは切っても切れない関係だと思ってしまうのです。

あるいは、一番オーソドックスなケースとしては、親の期待に応えることができない時に子供は勝手に罪悪感を感じてしまうのです。

いずれにしても罪悪感を感じることは非常に辛いことなので、子供は罪悪感を感じないように工夫をするようになるのです。

それは自分の本心を隠してみたり、それだけでなく相手の気持ちを優先させるようにするのです。

その結果、自覚のないままに不満を募らせて怒りが蓄積されるのです。そのエネルギーがうつ症状やあらゆる問題行動を起こす原動力となるわけです。

罪悪感から逃げれば、自由を失うことになるだけでなく、自己犠牲も蓄積してしまいます。つまりはいずれは人生が行き詰まってしまうことになるはずです。

罪悪感に親しみがあるという人は、とにかく罪悪感から逃げずにそれを感じてあげる練習をすることをお勧めします。

罪悪感が怖く無くなってきたら、自分の自由で清々しい人生を取り戻すことができるようになるはずです。