「一発逆転」の心理

最近の宝くじの当選額はハンパじゃないですよね。一等&前後賞で7億円なんてのもあったりして、凄い額になってたりします。

100万円でも当たれば嬉しいですが、本音は一発逆転で7億円を狙っているのは当然ですね。つまり一発逆転とは、いっきに平均値をはるかに超える事です。

元々お金持ちの人は、一発逆転を狙う必要がないのです。競馬でお金をすってしまって、最後のレースに残りのお金を全部かけて、一発逆転を狙ったりします。

元金を取り戻すよりも、大穴にかけて一発逆転を狙って一か八か勝負するわけです。本来なら元金が戻ってくれば良いはずですが、それでは満足しないのです。

この「一発逆転」を人生かけてやっている人がいます。ご本人が気づいているかどうかは分かりませんが。その理由は上記の事例を見ればすぐに分かります。

要するに、今のままでは自分はダメだと思い込んでいるからですね。この状態を少しずつ地道に平均値まで上げようとは思わないのです。

その代わりに何とか頑張って一発逆転して、平均値を遥かに凌ぐ地点に自分を持って行こうとしてしまうという事です。

具体的には、人がやらないような無謀なことに挑戦してみたり、異常なほど良い人或いは正しい人でいようとしたり、とにかく自分への期待値を高く設定するのです。

もしも一発逆転を狙ってる節があるなと感じるなら、「このままの自分ではダメだ」という間違った自己イメージを持っていることを見抜くことです。

そしてその思い込みがどれほどバカバカしいものなのかに気づくこと。それ以外に自分らしい人生を取り戻す術はないと深く理解することですね。