思考と実在の区別

子供の頃、いろいろなことが分からな過ぎて、そもそも何で宇宙があるんだろうとか、そもそも何で自分がいるんだろうって考えたりしていました。

さすがに、何で自分がいるんだろうと言う前に、自分がいるということが本当なのかを疑問視したことはありませんでした。

かつてデカルトは、「我思う、故に我あり」と言ってしまったのですが、これが圧倒的に思慮深くなかったなと。

これが歴史上残ってしまったので、あの世で彼はちょっと恥ずかしい思いをしているかもしれません。

我思う、故に我ありという思考がある、こう言ったらよかったのに。思考と実在の区別をしなかったための間違った言葉ですね。

このように私たちは、思考なのか実在するものなのかの区別をあまり明確にしていないのです。

思っていることが実在であることもあるかもしれませんが、それはまた別の話。とにかく思考と実在をゴッチャにすることをやめることです。

さもないと、いつまでも自分を本質側から見ることができないままでいることになるのです。

常に思考の中にあると、そうした間違いを犯しやすくなるのです。あなたは大丈夫ですか?思考から離れている時間が1日のうち数分でもあれば、今日のブログの意味がはっきりすると思います。