生存の危機は怒りを抑圧する

このブログでは毎度お馴染みの情報ですが、怒りという感情を抑圧してしまう3つの要素があるという話です。

それは、恐怖と罪悪感と自己否定です。この3つのうち、1つでも抱えていれば怒りは必ず仕舞い込まれてしまいます。

特に、幼い頃にもっとも影響してしまうのが恐怖ですね。泣く子も黙るという言葉があるように、恐怖は怒りだけでなく自己表現も抑え込む力があるのです。

その恐怖の中でも、特に1番強烈なものは何かというと、それは自分の生存が危ぶまれるような恐怖です。

つまりは、この先を生き延びていくことが難しいと感じるような環境、例えば食事を長期間出してもらえない、あるいは生きている必要がないという圧力を与えられる等々。

そのような環境では、今日を生きることがやっとなので怒りを感じるような余裕が心になくなってしまうのです。

幼い頃にそんな環境で育ってしまうと、癒しを進めて行ってもそう簡単には、怒りを感じることができなくなるのです。

それは当然のこととして、それでも長い目で見ることが必要です。時期が来ればいずれは、自ずと知らずに溜め込んだ怒りが放出されることになります。

とても大変ですし、疲労困憊することになるでしょうけれど、一生に一度の大チャンスだと思って目を逸らさずにそれと向き合っていくことですね。