2ヶ月くらい前からだったと思うのですが、2階の自分の部屋から、かつて父親の部屋だった1階の部屋に引っ越ししたのです。
老齢の母親が夜の間転んだりしないかどうか心配で、夕飯を済ませてからはずっとその部屋で過ごすようになったのです。
いつもソファに腰掛ける生活に慣れていたので、突然ベッドとテーブルと座椅子しかない畳の部屋に移って、バリバリ違和感だらけ。
自分の私物もないので、これは不便な生活になってしまうかもと当初は後悔したのですが、それがそうでもなかったのです。
ベッドは自分の部屋のソファベッドよりも快適だし、考えてみたら夜眠るまでの4〜5時間の間、タブレットとスマホがあれば事足りることに気づいたのです。
要するに夜何もしていないということですね。あれ、じゃあ昼間は何かしているのかというと、スポーツクラブに午前中行くだけ。
セッションの予約が入ってなければ、それこそ本当に何もしないのです。自分の毎日って、何もしない時間だらけだなと。
かつては何か生産的な時間を過ごしていないと、落ち着かないような感覚があったものですが、もうそんなものはすっかり姿を消しました。
どれほどの成果物を残したとしても、あちらに旅立つ時には手の中は空っぽなのです。何も持っていくことなどできないのですね。
今のうちにそのことに気づけてよかったと思っています。