人生って複雑なものだなあと感じている人がいると思います。もっとシンプルなものにしたいけれど、難しいなと。
けれども、人生が複雑(に見える)なのはその人のマインドが複雑に機能しているからなのです。それが外側に投影されるのです。
何か大切な分岐点に来ていることは分かるのだけれど、いろいろなことが頭に浮かんできてしまって容易には決断できないことがあります。
あるいは、何かを始めようとしているのにどういうわけか尻込みしてしまうとか、好きな人と一緒にいたいのに、一緒にいると疲れてしまう等々。
こうしたことは、その人のマインドが一枚岩ではないことが原因なのです。一枚岩どころか、たくさんの人格の断片(副人格)が同時に働いているのです。
それらの力が互いに拮抗した状態であれば、先に進めることはできません。人生が立ち往生してしまうことにもなるのです。
生まれたばかりの頃は、マインドと呼べるものもなくとてもシンプルです。これが無邪気さですね。私がオリジナルと呼んでいるものです。
ところが次第にマインドが作られていき、その過程で自我も発生するのです。その頃になると、親にそっくりな親2世も作られます。
そうなると、オリジナルと自我と親2世の三つ巴状態になります。それだけでも大変なことですが、更に自我の防衛による多くの副人格が作られてしまうのです。
それが私たちのマインドの本当の姿です。あなたの人生がシンプルではないと感じるのなら、それが原因なのです。
そのことを深く理解することができれば、日々マインドを見つめることがどれほど大切なことなのかも理解できるはずですね。
自分のマインドに寄り添い、たくさんの副人格を全て受け止めてあげることです。その結果、マインドは必ず静かな状態へと変わってくれるはずです。