自分自身であること

人は誰でもみな、より幸せになりたいと願っています。けれども、幸せの定義というのは、人によっても違いがあるので、一口でシンプルに表現することは難しいのです。

といった感じで言われることが一般的だと思うのですが、最近自分の中ではイヤイヤ幸せの定義なんて簡単だと思えるようになったのです。

それは、いつもこのブログでも書いていることですが、とにかく「自分自身でいるということ。自分に正直に、あるがままの自分でいること」

ただそれだけです。こんなシンプルなことこそが、如何に幸せでいられるかにかかっているのです。

そして、それを欠いてしまう限りは、他にどんなものを手に入れたとしても、絶対に幸せになることはできません。

これは断言できます。どれほどお金持ちになっても、どれほど愛しい人と一緒にいられたとしても、ノーベル賞を受賞したとしても、同じこと。

自分でいられずに、誰が別の人になろうとしているのであれば、人生はうまく行かないことになってしまいます。

osho がそれを的確に表現してくれているので、ぜひ味わってみてください。

『誰もが自分自身であることだ–私は、これが生の基本的なルールだと思っている。しかしこれまで、あなたはそれを受け容れることができなかった。これまで、人類はそれぞれの個人をありのままに受け容れる用意ができていなかった–あなたは人を、誰か別の人にしようと試みる。

人が誰かを別の人にしようとするのは、その人自身が自分自身でいられない生き方を選んでしまっているからだと思います。

そしてこうしたことは、世代を超えて連鎖していく傾向が強いのです。一人ひとりが、ありのままでいるということと、しっかり向き合う必要があるのですね。