気づきの外に現れは起きない

何かに一点集中していると、そのほかのことが分からなくなってしまうという経験をしたことが誰にでもあると思います。

たとえば、映画館で映画を観ていて、その内容に物凄く集中してしまうと、自分が観客として映画館の席に座って観ていることを忘れてしまうとか。

若い頃にカートをやりにいった時、肋骨にひびが入っているにも関わらず、運転に集中している間は、その痛さを忘れていました。

こうした現象というのは、意識が集中し過ぎると、それ以外のところに意識(気づき)が向かなくなってしまうことで起こることなのです。

意識が向かなくなっているということは、そこへの気づきがなくなっているということであるので、気づきがないところには現れも起きないということ。

科学的には全く異なる解釈があるのですが、非二元的には気づきの外には現れが起きないというシンプルな説明ができるのです。

映画の内容に入り込むあまりに、「席に座って観ている私」という現れが消えるということ。カートの運転に100%の意識が向くので、肋骨の痛みという現れが消えたのです。

今あなたに見えている景色があるなら、ほんの少しでもそこに意識を向けているから現れているということです。つまり、注意が向いていることだけに現れが起きるというですね。